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LE PEUPLE MIGRATEUR
WATARIDORI


言葉ない世界で大地とともに生きる現実。

渡り鳥の不幸と幸せの現実は、人間の幸せと不幸の裏返し。
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by ssnostalgia | 2005-11-30 00:32 | movie
IN HER SHOES
イン・ハー・シューズ
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秘密と書くとマイナスのイメージを含んでいるように感じるが、誰にでも秘密にせざるを得ないことはある。秘密を持つことは不安に似た気持ちを抱く。
秘密を抱き強く生きていく人間(=女性)を描いた映画、イン・ハー・シューズ。

不安で不安で自分では抱えきれない問題を打ち明けることで秘密を破り、気持ち楽になる事が現実にあるように、秘密を守っていくのは不安と共に生きていく自分を感じる。秘密を守るのは自分自身だけの判断であるからここで大きく線引きされる。

問題を自分の内部で解決しない道も当然ある。外部、つまりは他者と問題を共有することで、あるいは問題解決を依存することで、解決される問題もある。が、それはそれまでの話である。

この映画は自分探しの姉妹の物語で、弁護士の姉と無職の妹の設定。実りつつある姉の恋路を最悪の形で邪魔をした妹であったが、姉は妹が大好きで、彼女を守るため秘密を抱え生きていく。一般論を述べるが、秘密は自分自身のものであり、他人のものではない。頭(=心)の中は誰のものでもなく自分のものである。

秘密を持っていることを気付いてしまった他者(=この映画の場合はフィアンセ)は秘密を知りたくなるし、秘密にしている理由を知りたがる。ましてや、結婚を誓った愛する女性の秘密は、女性が男性と同じように秘密を持って生きることを認めたくない男性、愛し合う関係に秘密は矛盾するからすべてを打ち明けて欲しいと願う男性、女性は男性に甘える可愛らしいものだと感じて生きてきた男性などなど「らしさ」に縛られている状況を考えると、どうしても許せない感情なのだろう。

この映画でも、「秘密を打ち明けるか」、「婚約を解消するか」の二つの道をフィアンセの男性から提示される。彼女は前者の道を選び、今まで通り自分の妹を守るため秘密を背負って自分独りの道を生きていく。これが私が感じた映画の意味(=主題)である。いまさら女性の自立云々であったが、今だからこその映画とも感じた。(1991年の映画「テルマ・アンド・ルイーズ」では崖に飛び込んだハッピーエンドだが、今回は飛び込まないハッピーエンド。)

映画終盤、自分探しの旅に出た妹と姉の物語はややご都合主義的にハッピーエンドを迎えるが、人間描写が素晴らしくとても良い映画であった!

この映画の姉のように人生を左右するほどの選択を迫れれた場合、物凄い葛藤があるだろうが、男性も女性も同じ土俵に立って同じ権利を主張し、同じ義務を果していく生き方を前提にするからこそ意味があり成り立ちえる映画なのだろう。

1・男女間の問題で、自立した女性をどのように男性がみつめるのかが問われた場合、男性は男性にこだわるのだろうか。

2・男女間の問題で、自立した男性をどのように女性がみつめるのかが問われた場合、女性は女性にこだわるのだろうか。

3・自分を信じて生きていく人間を描いた「マジェスティック」「コンタクト」と同じ根っこの映画であった。問い詰められ追い込まれたときに、本心を述べる強さと勇気は男女に限ったことではないが。

4・決して美人とはいえないキャメロンディアスだけど、彼女が魅力的にみえるのは、「女らしさ」にこだわっていないからだと思う。

5・お姉さん役は物凄く上手だった。オーストラリアの女優。

6・ラッセルクロウを世に送り出した「LAコンフィデンシャル」、マイケルダグラスを乗りこなした「ワンダーボーイ」、ラッパーのエミネムを手なずけた「8MILE」の監督は今回も素晴らしかった。

7・自立云々を述べるとうざい感じがあるが、対等と感じられる関係ほど楽しいものはない。

8・ちなみに[In her shoes~彼女の立場なら~]とは「以心伝心」という意味もある。

9・映画冒頭に流れるGarbageは懐かしかった。曲は「Stupid Girl」
海賊版のライブビデオを持っていたりもする。。
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by ssnostalgia | 2005-11-29 13:00 | movie
fine winter day-Ⅰ
BGM7
Hard Normal Daddy  Squarepusher
Decksanddrumsandrockandroll Propellerheads
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by ssnostalgia | 2005-11-26 11:12 | Entertainment
考えることへの対価
建築家協会(JIA)が発注者に要望書を出した。狭い分野の話であるが広い視点で捉えると重要だと思う。

旧大和田小学校跡地計画複合施設に関する要望書

建設工事での設計料をめぐる内容であるが、クライアントの物事の考え方を問いかけている。良いものを安くつくるための価格競争とモノを考えるアイデアへの対価を混同している。

価格ダンピングの切り口で見ると構造設計偽造事件と根っこは同じように見えるが、まったく異なる。(この微妙だが大きな違いをわかってほしい。)無色で透明な「アイデア」。それに価値を置いて生きる社会は考えを生み出すことで生きていく社会である。考えることからより良いものを生み出そうとする。考えることを無視する、「アイデア」に重きを置かない社会は、建築業界に限らず、よい結果をもたらさない。

「アイデア」を練ることは誰にでも出来るが、時間(コスト)をかければ必ずしも良い「アイデア」が生まれると言うわけでもない。と、断り書きを添えて。
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by ssnostalgia | 2005-11-25 12:40
しのびよるネオ階級社会
林 信吾
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by ssnostalgia | 2005-11-24 12:59
下流社会
三浦 展
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by ssnostalgia | 2005-11-24 12:57
住み家殺人事件-建築論ノート
松山 巌

真理を司るとされる理論。実は一般性も普遍性もなく、単なる個人の道具でしかない。このことを理論自身は宣言しない。その状況で作られたモノとしての「建築」。

’私的=private’はもともと’欠如している=privative’から発生した概念である。個人より公共に重きをおく社会において、公共に居場所のない生き物を「私」ととらえ、欠如しているものと指し示す言葉であった。が、個人の権利を主張しそれを正当化しつつ「個人の自由」を賛美しすぎる近代。

「心」を「亡」くすから忘れるという言葉。忘れたことも忘れる状況を求められる合理的な社会の仕組み。

などなど「建築」を通して近代の行き詰まりを、詩人や哲学者の言葉を継ぎ合わせ作者の意思としてまとめ上げている。本書全体の構成は建築家の仕事と同じである。建築家はモノを作らない。必要なものを関係付けてつなぎ合わせることが建築家の仕事の本質である。そしてデザインとはばらばらなモノをまとめ上げるチカラである。創られたものは諸要素の結果でしかない。この作者は作者の理論で近代を否定し、詩人や哲学者の要素をまとめ上げ、後近代を見つめ本書を書き上げた。

全体の主旨は、固化する社会・合理主義の否定であった。全てを認めたくはないが真摯な姿勢と憂う心を感じたことを、ずっと忘れずにいたい。何度も読み返し、この先も読み返す本だと感じた。

以下の言葉が本書の区切り節目に一行ずつ挿入されている。
噛み締めて読んでしまった。


思えば私たちはずいぶんと遠くにきたものだ。

思えば私たちはずいぶんと自分の肉体から離れてしまった。

思えば、私たちはほんとうに遠く大地から離れてしまったのだ。

思えば私たちはとんでもないところまでやってきてしまったものである。

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by ssnostalgia | 2005-11-21 12:59 | book
アジアパン
じゅわっと幸せ・アジアパンの玉子パン

美味しそうだなーと思って、通販で購入しました。
「大正ロマン」と銘うった菓子パンで、私は玉子パンとココアパンとメロンパンを買いました。
試食した感想は、
・コーティング(玉子、ココア、メロンなど)が分厚い。
・パン本体がバターたっぷりでリッチに作ってある。
と、原価が高そうで儲かっているのかな?と心配してしまうほどこだわっているのだと思った。学生時代に近くにあったパン屋さんで売っていたタマゴたっぷりの素人感抜群(商売っ気ない)のドーナツを思い出しました。

このパンをもって、本日は立川志らくさんの高座に行ってきます。平成ロマンだ。笑
個別包装してあるので冷凍庫での保存が可能ですのでみなさんもどうぞ。
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by ssnostalgia | 2005-11-20 09:48 | TB
SWING GIRLS
この監督の「秘密の花園」や前作「ウォーターボーイズ」が良かったので期待していました「スイングガール」でしたが、映画にはドライブ感がなく「スイング」できませんでした。

設定がまずいと思った。若輩な俳優達は標準語でさえ使いこなすのが難しいのに、訛りのある言葉設定としてしまったところに、ギクシャクと上手に感情を表現できなかった多くの要因があると思う。標準語(ギャル語?)で都会の設定で作り直せば「スイング」と「ジャズ」に意味が出てくるのにね。田舎の設定にどんな意味があったのか。

また、女性が「ビックジャズバンド」という男性が扱っていたカテゴリーを表現として乗りこなしていく設定であった。ここは男女等価という意味で監督の表現したかった部分だったのかもしれないけど、乗りこなせていなかったと感じました。

男子生徒のシンクロナイズドスイミング(=女性カテゴリー)の映画が上手くいって、
女子生徒のビックジャズバンド(=男性カテゴリー)の映画がダメだったのは何か他にも理由があると思うけど。。。

期待していただけに個人的には残念だった。
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by ssnostalgia | 2005-11-16 12:59 | movie
義経千本桜 四の切
歌舞伎名作撰
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by ssnostalgia | 2005-11-14 12:30 | Entertainment



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