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世界の工場
かつて日本の技術力が世界を制覇したが、それは「手」と「職」が一体であったからだ。しかしそれ以上に重要なことがあった。敗戦後ゼロになった日本は自国の劣位を認めなければならず欧米崇拝の意識となった。劣っていると自覚していることが前提だから「自分の非」を探すことは当たり前に行う。その結果どうなったかというと、改善に改善を重ねて、日本製の商品は世界のトップになった。

西洋の海外進出は商品を売りつけるために軍隊を背景にしていたのは否定できない。「商品を買え」と言いながら軍事力で脅して植民地をマーケットとし、アジア各国を支配してきた。ここの構図には競争(=技術)がなく商品を向上させる仕組みはない。現代の欧米人の感覚はここから離れていない。

日本の脱落は世界のトップになってしまった感覚にあって、かつ「手」と「職」を完全に切り離してしまったからだろう。

世界の工場となる中国は民族意識が高く、世界ナンバーワンの人種を自称する国家である。プライドが高い土壌では「自分の非」を探すことが行われにくい中、「手」と「職」が結びついて良い商品を作れるとは思わない私はそこに人間の機械化を見てしまった。日本はどうするのだろう。
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by ssnostalgia | 2004-06-05 18:36
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