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ひろい世界のかたすみで
橋本 治

橋本さんがコラムなどに書いているもので定期的に読んでいたのは、担当編集者のシラタキさんが死ぬまでの広告批評の「ああでもなくこうでもなく」と、近代日本に入るまでの芸術新潮の「ひらがな日本美術史」です。作者の温度変化を感じてしまって、今ではどちらも読まなくなってしまったが、どちらもまだ続いています。

多作と言われている橋本さんですが、エッセイやコラムを集めたこの本を読むとそれをものすごく感じる。ほんとうにたくさん書いている。内容はもちろん面白いです。

これを書くためにこの人、橋本治さんは生きているのだろうと私が感じる「双調平家物語」をさっさと書き終えて欲しいと思わせる、たくさんのたくさんのあまりにもたくさんのエッセイ集でした。(笑)

恐らく、本人いわく「書き終えるのは簡単だけど日本のバカに埋め尽くされた状況には早すぎて、彼らを看取って成仏させるのだ。」と思っているのだろうけど。
by ssnostalgia | 2005-11-01 12:54 | book
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