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紀伊国屋寄席20050131
「牛ほめ」柳家 初花
「明烏」 古今亭 菊之丞
「あんまの炬燵」 入船亭 扇橋
「夢金」 柳家 花緑
「茶の湯」 柳家 権太楼

そうそうたる面子のなか菊之丞が一番のできであった。二つ目時代の独演会から追っかけているが与太に深みが出ていた。その分若旦那や花魁が引き立つ。家禄を抜いただろう勢いを持っているし、権太楼でさえ喰っていた。今回に限ったことではないのだと思う。演じている楽しさが伝わってくる素晴らしい高座でした。
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by ssnostalgia | 2005-01-31 23:59
La Casquette
フレンチレストラン、La Casquetteにてのランチです。キノシタのあった場所で営業しています。

内容的には、私の御贔屓のシラノ・ド・ベルジュラックが勝っていました。ボリュームと食べ応え、あと前菜のテリーヌは最高に美味しいのですが味の複雑さに優劣がつきました。
TOKYO休日ランチって本が最近出ていますが、オススメです。

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コースしかないようで↑がアラカルトで食べられるなら最高なのにな。。

大味なメインより前菜が上手でした。写真でも美味しそうだ。
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by ssnostalgia | 2005-01-31 01:20 | bistro
ザ・コーポレーション
ジョエル・ベイカン (著), 酒井 泰介 (翻訳)

資本主義の成り立ち、仕組みから現在を捉えているなか、上手く機能していない資本主義にたいして、マルクスの「共産党宣言」を引き合いにして「資本主義宣言」をすることの提案があった。もっともだと感心した。

契約社会=資本主義であるが資本主義の何たるかを宣言した歴史上の人物はいない。仕組みとしては悪い意味で完結してしまったが、それを善しとしていない中で誰かが唱えなければならないのだろう。

仮に、資本主義宣言があったとすると、マルクスが唱えた共産党宣言の中では共産主義の何たるかは述べずに資本主義を否定していたようだが、共産主義がなくなってしまった現代では「資本主義宣言」は相対化されずにそのあり方を述べなければならない。世界では資本主義の何たるかは理解されているのだろうが、明確化されていないのだろうと。現実が資本主義社会であるからある部分までは肯定しなくてはいけない前提があるが。

本書を読むうちに、技術系ならぬ社会の仕組みを作っていくはずの文科系の人間はなにやっているのだろうと、怒りを覚える自分に怒りを覚える。文科系はお金を横に動かしているだけなのだろうか。法や経済を学んだ学生は何のために存在するのかな。

本の終わり方としては問題提起と取り返しのつかない事実の顕在化であった。
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by ssnostalgia | 2005-01-31 00:54 | book
Ray

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昨年亡くなったレイ・チャールズの伝記的映画で、黒人で盲目の障害者というハンデを背負っていたソウルの神様の話。社会的に相当な苦労をしたのだと思うけど映画では社会的な苦をさっさと置いてきぼりにして、内面的な生きる苦悩に焦点を当てている。社会的な苦悩を描いても社会的な立場が違う場合は相賀にならないということなのであろうし、苦悩は食うや食わずの社会的な苦悩を離れて個人的な欲望になっている事の延長なのだろう。映画としては楽しめるものでしたが表現すべき内容はありませんでした。

1・盲目のピアニストという立場=目の見えない状況が良く表現されていた。
2・主人公の演技は良いと思ったが、映画として2流ではアカデミー賞は無いだろう。
3・主人公に影響を与えたお母さんの人生の終焉を知りたかった。
4・男女関係の人間表現に好感が持てた。破局には憎しみがあるが尊重もある。
5・ドラックやお酒に依存する心性は理解できる。(理解できる分、私も危ない。笑)
6・レイチャールズは僕が生まれた頃には彼の人生で表現するべきものがすべて終わっていたのだと感じたし、表現してきたものがその時代に先端であり新しい表現であったことに尊敬する。改めて思ったけど楽曲は素晴らしいね。
7・映画としてはだらだらと詰めが甘かったが、ライブ感覚ある映画だった。
8・アカデミー賞云々といっているメディアは何を考えているのだろうか。。。
9・「ディアボロス/悪魔の扉」で使われていた手法の心理描写が何度も出てきた。監督の表現手法の一つなのだろうが不似合いであった。考えて使ってほしい。
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by ssnostalgia | 2005-01-31 00:42 | movie
末広亭深夜寄席20050129
末広亭深夜寄席 可龍 遊史郎 鹿の子 恋生
遊史郎真打昇進前の最後の深夜寄席かと思っいサラッといてきました。5月に真打がきまっています。真打昇進としては米二郎さんの次ですが、良い噺家さんだと思います。今回のネタは「七段目」。ほどほどに面白かった。若旦那ものや芝居モノに関していえば若手では菊之丞と双璧だと思う。「片棒」や「明烏」はどちらもも二重丸。と、まくらで恋生がいっていましたがR25という雑誌に末広亭の深夜寄席が出ていた結果、満席でした。初めて観に来た人が多かったみたいで、混雑振りに驚きましたが、話中にフラッシュたいて写真を撮らないで欲しい。「文化」が壊れるとしたらこういった無知な集団が無自覚に壊していくのだと思う。周りの空気を読めないのかな。大衆は怖いし、大衆を扱うメディアはもっと怖い。
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by ssnostalgia | 2005-01-30 01:27
謝国権
謝国権で検索しました。
鷲田清一さんの記事を引用しているコレとか産婦人科医としての彼に言及したコレとかこれからをかいたコレとか、、

鷲田さんの視点はさすがですね。
と、筒井さんが謝国権を「国が謝る権利」と読み解いていたのは知らなかった。

世田谷に診療所があって1年前まで生きていたなんて知らなかった。
ご冥福を。
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by ssnostalgia | 2005-01-29 09:53 | book
別冊太陽 発禁本Ⅱ
発禁本をまとめた本でシリーズ化されて全部で3冊でています。発禁本Ⅱは性にまつわるものを取り上げています。あまりにも人間的でおもしろいです。性に対する規制は明治期以前も当然あったのでしょうが、近代国家を目指す日本は西洋を意識して規制が強められました。それでも性は商品として価値を持っていたので秘密結社的に会員制など地下化して販売を続けていました。発禁と指定を受けるまで作られるのですがそれらの本を集めた内容の本です。

謝国権「性生活の知恵」の以前から同書の内容に近いものがいくつも作られていたのを始めて知りました。医学と性を結び付け単なるエロではないものも「性生活の知恵」以前ではいくつも発禁になったのですが、謝国権さんの本が発禁にならなかったのは「国権に謝っている」からなのかと微妙に納得しました。トンチがきいているけど性は国権に謝るものではないよなぁ、、

国家は愚かで強し。。。笑

「性生活の知恵」は有名な本ですが絶版です。60歳代のひとなら密かに知っていると思う。

追:こちも面白いよ。VULVA Museum
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by ssnostalgia | 2005-01-28 13:00 | book
白洲正子 両性具有の美
両性具有/男

今年の目標の一つに「白洲正子」と「林芙美子」を考えるを掲げました。取り合えずで書ける内容ではないですが「「両性具有の美」」から、、

彼女が取り上げた両性具有アンドロギュノスはすべて男性の同性愛であった。正解だと思う。男性性が社会を支配していた一面が表す事実が同性愛であり、属性に優劣があった上での恋愛関係でもある。地位とか血族とか加齢とかの属性が社会を造ってきたから、その過去を紐解くと属性に起因する同性愛がザクザクと取り上げられる。

女性の同性愛者は出てこなかったのも男性性が社会を支配してきたことの現われである。白洲正子が述べるように「人」と認められたのは「男性」だけであったからだ。「女性」が「男性」あるいは「人間」になることが実は不可能である。これが、必死になって男になろうとした彼女自身の結論なのだろうと、私はおもう。

「フェミニスト」はどう読むのか?
情報化社会(=これからの社会)に当てはめて考えられなかったのか?

しなやかな人と思っていたが、白州さんはマッチョでしたね。(良い意味です!)
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by ssnostalgia | 2005-01-27 12:59 | book
起請文
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起請文のいわれ
起請文を書くたびに熊野権現の烏が3羽死に、その誓いを破ると烏が血を吐いて死ぬ。烏は神の使いだから天罰が下るといって広められた。それが起請文の始まり。

花魁に殺されるカラスは何羽いるのか知りませんが、江戸ならぬ東京ならほめられたかもしれないね。

上のマークは熊野那智大社から、、
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by ssnostalgia | 2005-01-27 12:20
1月に観た映画・ビデオ
01/05 イン・アメリカ(ビデオ)
子どもが大人に生かされている時代は過ぎ去って、自己選択として好きで生んだ子どもの愛らしさに活かされる大人を描いていた。とにかく子役(=姉)の演技に引き込まれた。映画の中でイーグルスの「デスペラード」をアカペラで唄っていたが、映画が終わった後に巻き戻して聴いてしまった。主題に即した歌詞の内容を歌う声が秀逸でした。

アイルランドの移民した家族を扱った映画で監督の自伝でもあるという。その監督はアイルランド人のジム・シェリダン。「マイレフトフット」「ボクサー」など良い映画を作ってきている。監督が持つ民族意識の強さが今回の映画の中では家族のあり方=絆に凝縮されていた。
心打つ映画は人間を捉えている。映画としては二重丸。

Desperado    Eagles

Desperado, why don't you come to your senses?
Come down from your fences, open the gate
It may be rainin', but there's a rainbow above you
You better let somebody love you, before it's too late

デスペラード,目を覚ましたらどうなんだい
さあ,フェンスから降りてゲートを開けなよ
雨が降っているかもしれないけど虹だって頭の上にある
誰かが君を愛してくれるようにしなよ, 遅くならないうちに


01/09 カンフーハッスル
少林サッカーの監督が撮影した続編的なカンフー映画。ジャッキーチェンの映画を観て育ったカンフーが大好きな監督が撮影したカンフー映画好きのための映画で、分かりやすく単純なストーリーが考えさせなくて良い。映画「マトリクス」などがアクションにCGなどで猛烈な動きをつけて尋常でない人の動きを実現したけど、昔のカンフー映画は人の動きで人を驚愕させたはず。表現の巾が広がったのかもしれないけど、カンフー映画は仁侠映画が無くなっていったように文化としては滅びていくのだろうと、映画の中でも隠れ住むカンフーの達人の設定がそれを表していると感じた。

01/16 末広亭正月二の席
昼席トリの円丈のネタは「イスラム人の噺家」。コレを聞いたのは2回目だけど笑えた。
夜席トリの小三治は「千早振る」。上を目指し続けた人の芸は天井がない。どこまで昇るのだろうか。年齢的には今から数年が一番面白いのかも知れない。

01/23 ターミナル
スピルバーグとトム・ハンクスのコンビでしたので期待しましたが駄作でした。終盤のまとめ方を怠るとこんなにもしらけてしまうのかと。映画の作り方を忘れたわけではないのだろうが、そう思ってしまった。

01/23 北限の猿(ビデオ:平田オリザ)

01/29 末広亭深夜寄席 可龍 遊史郎 鹿の子 恋生
遊史郎真打昇進前の最後の深夜寄席かと思ったけど違ったみたい。ネタは「七段目」。ほどほどに面白かった。若旦那ものや芝居モノに関していえば菊之丞と双璧だと思う。「片棒」はどちらもも二重丸。と、R25という雑誌に末広亭の深夜寄席が出ていた結果、満席でした。
始めてきた人が多かったみたいで、混雑振りに驚きましたが、話中にフラッシュたいて写真を撮らないで欲しい。「文化」が壊れるとしたらこういった無知な集団が無自覚に壊していくのだと思う。

01/30 Ray
昨年亡くなったレイ・チャールズの伝記的映画で、黒人で盲目の障害者というハンデを背負っていた主人公の話しである。社会的に相当な苦労をしたのだと思うけど映画では社会的な苦をさっさと置いてきぼりにして、内面的な生きる苦悩に焦点を当てている。社会的な苦悩を描いても社会的な立場が違う場合は相賀にならないということなのであろうし、苦悩は食うや食わずの社会的な苦悩を離れて個人的な欲望になっている事の延長なのだろう。

1・盲目のピアニストという立場=目の見えない状況はわからないが良く表現されていた。
2・主人公の演技は良いと思ったが、映画として2流ではアカデミー賞は無いだろう。
3・主人公に影響を与えたお母さんの人生の終焉を知りたかった。
4・男女関係の人間的な表現に好感が持てたし、破局には憎しみがあるが尊重もある。
5・ドラックやお酒に依存する心性は理解できるかもしれない分私には危険だと感じた。
6・レイチャールズは僕が生まれた頃には彼の人生で表現するべきものがすべて終わっていたのだと感じたし、表現してきたものがその時代に先端であり新しい表現であったことに感激して尊敬した。改めて思ったけど楽曲は素晴らしいね。
7・映画としては詰めが甘かったが、ライブ感覚ある映画だった。

01/31 紀伊国屋寄席

「牛ほめ」柳家 初花
「明烏」 古今亭 菊之丞
「あんまの炬燵」 入船亭 扇橋
「夢金」 柳家 花緑
「茶の湯」 柳家 権太楼

そうそうたる面子のなか菊之丞が一番のできであった。二つ目時代の独演会から追っかけているが与太に深みが出ていた。その分若旦那や花魁が引き立つ。家禄を抜いただろう勢いを持っているし、権太楼でさえ喰っていた。今回に限ったことではないのだと思う。演じている楽しさが伝わってくる素晴らしい高座でした。
→3月5日に菊之丞独演会があります。興味のある方はどうぞ。
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by ssnostalgia | 2005-01-26 12:48



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