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カテゴリ:movie( 114 )
MY ARCHITECT
マイ・アーキテクト
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by ssnostalgia | 2006-02-12 23:31 | movie
MUNICH
ミュンヘン

自然と対峙してきた人間は一人では生きることはできず、生きるために集団として生活を始める。その枠組みは、対峙する外部因子が強いほど大きな存在をもとめ、家族、村、町にあるいは国家にとどまらず、最終的に思想つまりは「宗教」に行き着いた。

無色で透明な思想としての宗教はそれゆえに人を簡単にくくりつける。宗教を信じないのも一種の宗教であるからかわりはない。

自己が属するカテゴリーは意識するしないにかかわらず存在して、事実として人を縛っている。縛られることからの解放を思い描き、人は生きている。自己を守りかつ束縛するのは結果的にはルールを持つ組織だから、組織内から見ればその個人の位置づけは明確にされなくてはならない。

「敵なのか味方なのか」「白なのか、黒なのか」が組織としては重要である。白には白の対処法があり、黒には黒の対処法がある。それらを使い分けることで組織を維持し、組織の価値や存在意義を高める。組織から離れてしまったがゆえの「個」には救いの手は伸ばされない。

組織は個があつまってはじめて組織足りえる。一人でも生きていける社会(幻想であるのだろうが。)が到来し個が分散し拡散していくしていく現代の情報社会では、人が集まって組織を意識して生きていく事が前よりも困難になったといえる。それだからこそ組織の意味を見つめる必要があるのだと、宗教で成り立つ「イスラム社会」と、血縁でなりたつイタリアマフィアの「家族」、そして己が民だけを護る神を持つユダヤ人の「民族」という3つの組織の対立と癒着と共存を映画は主題として取り上げる。

パレスチナの民は帰るべき大地を夢見てイスラムという組織に突き動かされて血を流し、ユダヤは守るべき民族を強く意識し約束の地を守るために戦い、宗教の結束とも民族の結束とも無関係な立場を表すマフィアは「家族」を守るためを行動の規範とする。

テロを題材にした深くて重い映画の主題は、監督を含めて簡単には語れない内容と思うが、右よりの思想も、大地から放れて暮らすことに起因する寄る辺なさ漂う現代だからこそ語るに値するのだろうと感じた。

映画終盤のWTCの場面で、裏切られテロ組織に命を狙われていることを自覚するユダヤ人の主人公は、ユダヤに戻り組織に命を守ってもらうと決意をする。ユダヤという同じ民族として、組織内の幹部と親交を深めようと個人的に家庭に招き食事の場を設けると語りかけるが、かえってきた答えは「NO」であった。組織の結束と個人的な結束は無関係である。組織を形作る個人同士の関係は事実として意味をもたない。

人間関係の描き方が素晴らしく、いろいろと思慮深い映画であった。
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by ssnostalgia | 2006-02-09 09:08 | movie
FLIGHTPLAN
フライトプラン
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ジョディー・フォスターが台本での設定の主人公を、男性から女性へ書き換えさせて、主役として挑んだフェミニスティックな映画。映画を選んで出演している彼女は、自分が目指す目標と社会的な役割を本当に理解している。脱帽である。

男性が主役の設定では、単なるアクション映画になりさがってしまうが、女性が主人公で、女手1つで社会(映画では飛行機内という縮小されたが明確な組織)と対等に渡り合って子どもを守っていくことの意味を見つめると、少子化云々を問題視することへの解答は、この映画が主張する延長にしかないのだろうと感じ入ってしまった。

男女平等の考えは、女性を恣意的に引き上げたり押し上げたりしないし、男性を恣意的に押し下げたり引き下げたりもしない。男性が社会的が上部にいるのは結果としての事実として受け止めるしかないが、男性が優位となってきた社会の条件が変わったのも事実である。

社会が変わったという事実を男性も女性も性別を超えた部分で受け止めると、映画の主人公の人間像が浮かぶ。社会と対等に渡り合おうと思う個人の集まりが社会をつくり、そこでこそ個人が大事にされる社会が生まれ、自己主張に意味を与える。

社会組織と互角に渡り合えるほどの強い人間像(ジョディ演じる主人公)は誰もが望んでおいそれとなれるものではないが、か弱い人間個人の向かい目指す方向はそこしかないとおもう。映画の題名「フライトプラン」が指し示す「飛」を含む言葉の意味はそこにあると感じる。

追:良い映画なのでこれは是非に観ることをお勧めする。
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by ssnostalgia | 2006-01-29 22:11 | movie
Lord of War
ロード・オブ・ウォー

実話をもとにした戦争ビジネスの映画は、武器商人の生きる糧つまり戦争をマーケットとして見るのかマーケットとして見ないのかを主人公の兄とその弟の結末を描くことでによって、ビジネスとはなにかを問いかける。

もちろん、戦争はマーケットではないだろうが、戦争をマーケットと見る人がこの世にいるから、戦争をマーケットとしてみない人が浮かび上がる。ほとんどの人は後者だろう。必要とされるモノは、どんなものでも流通するし価値がでる。価値が生まれれば価格競争と平行して、マーケットから利益を生み出そうとする。

この映画での主人公の主張を要約すると「自分がやらなくても誰かが必ずやる。だから、戦争も戦争ビジネスも絶対になくならない。流通の立場に自分がいるだけ。戦争を望んでいるわけではない。戦争を望む人々がいて、武器が必要とされるその事実を事実として捉え、そこに自己はない。」

主人公の弟はその対極として描かれ、自分が売った武器で人が死ぬ現実に耐えられなくなり、麻薬に手を出し薬漬けになる。その後、武器取引の場で正義感を持ち出したため撃たれて死んでしまう。

兄はただ観念に生き、弟は現実から離れなかった。幸せはどちらにもない。観念に生きなければならない現代の事実を受け止め、「観念に生きる」そのなかに強い自制心と善を持ち込むしかないのだろう。
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by ssnostalgia | 2006-01-25 12:25 | movie
North Country
スタンドアップ

原作 「集団訴訟 セクハラと闘った女たち(ClassAction:原題)」をもとに、「クジラの島の少女」のニキ・カーロ監督が前作と同様、性の既得権と人間の強さを問いかける。

「自分の力で生きる」は押し付けられるものではないが、選択を迫られた場合や望んだ場合に道が見えない現実は不幸である。道を切り開く人には頭が下がる。道なき道を進む先人がいるから、足元に道がある。
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by ssnostalgia | 2006-01-23 12:40 | movie
Pride & Prejudice
プライドと偏見
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by ssnostalgia | 2006-01-16 09:00 | movie
KING KONG
キング コング

今年最後の映画、キングコング。
3時間オーバーの映画でしたが、ぎゃーぎゃーわめきながら観れたし、とにかく面白かった。3流をこえている。(というか面白く観れる努力をしましたが。)これぞムービーって感じの映画!。
資本主義をやめたいとおもっている一部のアメリカ人の本音を資本主義を使って表現していた。矛盾しているがそこに本音はあるともうう。しかしながら、本作でも監督を務めているロード・オブ・ザ・リング3部作の監督の力量は低いともおもった。

この映画はまじめに評価しようと思う。エンパイアーに上るコングのイメージは今だからこそオリジナルより意味を持つ。
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by ssnostalgia | 2005-12-31 23:13 | movie
Mr.&Mrs. Smith
Mr.&Mrs.スミス

男女、知能、年齢差、人種、社会的地位云々、人々に違いはあるが、同じ意識(自分に負けない強さ)と同じ苦悩持った人間同士にはそんな違いは関係ない。生まれながらに受ける身分制度もなくなり、人種も男女の性別の差でさえ個人の差異に消えてしまうほど、生まれながらにもっている属性一般は社会の中では意味をなくした。

上記の観点で述べられる人間像が等価な人間を生み出しつつあるという意味で、映画では「女のスパイ」と「男のスパイ」が対等な位置づけで扱われる。

それぞれが別組織のスパイとして働くなか、正体を隠すため結婚する。心から好きではない相手であったが「スパイ」という職業がもつ特殊性なのだろうか利害関係が一致するための偽りを含む結婚である。

結婚(=偽装)では心から相手を愛するという感覚は生まれなかった。そして、スパイという職業が誘引したある事件をきっかけに殺し合いが始まる。

殺し合いはスパイとしてのお互いの技術を確かめ確認しあいながらの真剣勝負であり、お互いが愛する気持ちを育んでいく場でもあった。対等な人間関係を確かめ相手を尊重し、認めることで心から愛する気持ちをお互いが抱くようになる。依存し依存されない純愛の成立である。

男女問わず個人が自立することで獲得できる純愛成立を映画のほとんどで述べていたが、主題は別のところにあった!

個人の自立は社会の中において成り立つが、社会を組織と言い換えると、「個人」と「組織」の対立が浮かびあがる。

国家権力は荒れ狂う怪獣「リバイアサン」に例えられ、人間の私利私欲の結果現れる怪獣「ヒビモス」を押さえバランス保つものとして民主政治が考えられたが、国家権力と人間の私利私欲(=今の世でいうなら企業)が手を結んだ場合に強力な組織となって立ち上がる。

組織の前に個人は消え行くしかないと、映画の結論は述べている。映画は商業的な意味合い(=2作目を狙っている。)を含めてしまったため、不自然な終わり方をするが、映画冒頭と終盤のインタビューは死後の世界のモノだと考えると見えてくるものがおおい。

1・現実の人間が諦めてしまった?人間の平等を映画から感じる寂しさとうれしさと。

2・「女は男に甘えるものだ。」などとは私は口が裂けてもいわないし、仮に女性に生まれてこの言葉を聞いたとしたら、「へ?」と思うだろうな。
↑この考えに肯ける人は是非どうぞ。

3・アンジェリーナ・ジョリーをはじめて映画で観たが、物凄く良いんじゃないかな。ジョディーフォスターにはなれないだろうから、映画表現の役どころとしてはシャロン・ストーンのように化けてほしい。

4・雇用破壊 非正社員という生き方に組織の強さは顕著にでている。

5.映画化されたザ・コーポレーションもあわせてどうぞ。

6・新年合併号「超国家カンパニー 世界を変える成長力」もどうぞ
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by ssnostalgia | 2005-12-28 08:30 | movie
Down in the Valley
ダウン・イン・ザ・バレー

現代のドン・キホーテを個人の孤独と狂気をもとに描いている。逆らうことのできない社会の流れをどのように見つめ、自らの清流として考えていくことが出来るかを問われた映画。崩壊寸前の近代を否定しつつも過去には戻れない現実を突きつける。
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by ssnostalgia | 2005-12-26 12:36 | movie
LE PEUPLE MIGRATEUR
WATARIDORI


言葉ない世界で大地とともに生きる現実。

渡り鳥の不幸と幸せの現実は、人間の幸せと不幸の裏返し。
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by ssnostalgia | 2005-11-30 00:32 | movie



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