限界と言うか自分の身の丈って実はあって、それを認めたくない感覚或いは感化されて背伸びをして実際以上の身の丈を超えた姿を示すことがある。そういう場所って都市の中にもある。その場所=六本木ヒルズに行ってきました。 森ビルと言う企業とROPPONNGIという海外認知が高い場所性とテレビ朝日社屋というメディアの3社の見栄っ張りが共生する悪循環がここの地域を作ったとしか僕には考えられない。数ヶ月前かにほんのちょっと恐る恐る敷地内に入ったとき時は夜で今回は昼だったんだけど受けた感覚は同じでした。 「ニュースステーション」が終わったあとの「報道ステーション」で古館さんがキャスターやっているでしょ。初めてその放送をテレビで見た恥ずかしい感覚に似ている。プロレスの解説上がりのキャスターはほんのちょっとの出来事を言葉巧みにさも意味ありげに大げさに伝えてきたんだけど、ニュースはその路線じゃだめなのに。切り口を変えるとか深く突っ込むとか客観的な事実を羅列するとかちゃちゃをいれるとか、そういった「芸が出来ない人」と僕は認識しているのです。その感覚に似ているのが六本木ヒルズ。 ほんとうは森美術館に行こうと計画し午前中に美術館入口までいったのですが日本で一番の田舎性を実感してしまいその感覚を自分の中に隠蔽して制御できなかったのでアートとして歴史あるアバンギャルド群?を観ずに帰ることにしました。最終日ということもあって混んでいたのが撤退のきっかけなんだけど。 東京タワーが東京の人よりも地方の観光客が割合的には圧倒的に多いと言う意味で日本一の田舎度を体現しているんだけど、六本木ヒルズは欠如と言う感覚が日本で一番欠如している不思議な地域なのか?テーマパークとは似ているんだけど根本的に違うファンタジーの具現化なのか?とにかく不可思議で都心型を考える必要があるね。 ちなみにヒルズを退散したワタクシは小三治をみたくて寄席に行きました。(笑)芸があるって人間として誇れるし人間を誇れる。あー、こういうものだと思うんだけど、人間って。。。 ←これはTV朝日の「小叩き仕上げ」の床です。日本に数人しかいない職人さんがおそらく仕上げたのだと思う。通常こんな使い方はしないんだけど、素材感が素晴らしくよかった。人目も気にせず裸足で歩いてみたんだけどよい触感でした。一番上の写真はヒルズの普通のガラスを使ったカラスマリオン形式のカーテンウォールです。
by ssnostalgia
| 2004-08-02 00:05
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