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色恋四十八手、、「相田みつを」と「市井の人々」
先日の相田みつを美術館に行ったときのこと。東京国際フォーラムの地上広場で大江戸骨董市がやっていました。ズラーっとガラクタだかお宝だかなんだか分からないモノを売っているお店がたくさん出て賑わっていました。

美術館で精神的にウチノメサレタ後?ぼんやりとお店を回っているとき「枕絵」という文字が私の目に飛び込んできました。僕が買ったのはこれです。学研から出ている上下二巻組みのやつ。格安でした。鈴木春信とか鳥居清長とか喜多川歌麿とかお気に入りの人の枕絵が版画の完全な揃物で入っていまして。

僕が本を買った店長さんがもう一冊僕に本を薦めてきました。それは、菱川師宣の絵を用いた「色恋四十八手」の本でした。「表四十八手」は有名なので知っている人はいるでしょうが「裏」はそんなに知られていないようです。

「表」は技術的な体位を書いているのですが、「裏」と言われる「色恋四十八手」は何から始まるかというと、「貝合せ」といってキスからはじまる。「裏四十八手」は、性戯や体位のことだけでなく、男女の出逢いから別れまで描いた「色恋の物語」の本なんだって。(店主はぼそぼそとした語り口で聞き取れない部分もあったのでいちばん最初は「手を握る」かもしれないのでアシカラズ、、)

「この本は親から息子、孫へ男女の関係を成り立たせるため代々伝えられていったのだよ。どの家にもあったんだ。」とあまり陽の目を見ることのない本を片手に、風俗の歴史について店主は楽しそうに教えてくれました。最後に僕が買った本を指差して「その本でよく勉強してください、、えへへ」と笑って見送ってくれました。

追:「相田みつを」のあと市井の人々の営みを感じると、「相田みつを」を敬遠したくなる気持ち分かってほしい。笑

とりあえず、相田みつをさんはこれにておしまい。。。。。
by ssnostalgia | 2004-09-23 12:12 | book
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